相談者：女性 | 40歳私の心の中には不安が渦巻いています。
結婚してもう15年が経ち、私たちの関係はいつの間にかセックスレスという現実に直面しています。
ある夕方、子どもたちが寝静まった後、リビングでソファに座りながら、ふと思い返しました。
彼が私の手を取ってくれたのはいつだったか、その瞬間を思い出せない自分に驚きます。
私たちの生活は、日々の家事や仕事に追われて、いつの間にか他人のようになってしまったような気がします。
夫が退職してからというもの、彼の生活リズムはまるで変わってしまいました。
以前は朝早くから仕事に出かけ、夕方には帰宅するという規則正しい生活を送っていたのに、今では昼近くまで寝ている日もあります。
私はそのリズムに合わせられず、朝の忙しい時間に一人で子どもたちを送り出し、仕事に行く準備をしています。
彼が目を覚ましたときには、すでに私の一日は半分終わっているのです。
そんな彼を見ていると、時折申し訳ない気持ちにさえなりますが、同時に私の生活が犠牲になっているような気がしてなりません。
友人たちに相談すると、みんな夫婦はそういうものよと笑って言いますが、私にはその言葉がどこか軽く感じられます。
家族のことを大切に思う反面、私自身の気持ちや欲求が置き去りにされているようで心が苦しくなります。
最近は、夫との会話もぎこちなくなってきていて、共通の話題を見つけるのが難しいのです。
彼はリラックスしすぎているのか、私が仕事から帰ると今日は何をする？と聞いてくるものの、私の心は一緒にいたいと思う反面、どう接すればいいのかわからなくなっているのです。
私自身、何度も彼に対して自分の気持ちを伝えようとしてきましたが、言葉が上手く出てこないことが多く、結局はそのまま過ごしてしまいます。
お互いの距離感をどうにか埋めたい、でもそのためにはどうすればいいのかと考える毎日です。
何かアクションを起こさなければと思う反面、これまでの生活を変えることに対する不安も抱えています。
まずは、あなたが感じていることに寄り添いたいと思います。
セックスレスの問題は、特に長い関係の中では非常に繊細で難しいテーマです。
私も似たような経験をしたことがあり、その時はとても不安で孤独を感じました。
もし、あなたが夫とのコミュニケーションを増やしたいと思うのであれば、まずはリラックスできる環境を整えてみてください。
例えば、週末に二人で過ごす時間を作り、普段の忙しさから解放される場所へ出かけたり、お気に入りの映画を観たりすることから始めるのも良いかもしれません。
こうした小さな時間を共有することで、自然とお互いの距離が近づくことがあります。
また、心の中で抱えている不安や希望を素直に伝えることも重要です。
最初は言葉にするのが難しいかもしれませんが、手紙を書いてみるのも一つの方法です。
自分の気持ちを整理しながら、夫にどう感じているかを伝えることで、彼もその思いに気づくかもしれません。
私の友人も、手紙を通じてお互いの気持ちを再確認でき、より良い関係を築くことができました。
次に、夫の退職後の生活リズムについてですが、これも多くの家庭で見られる微妙なバランスの問題ですね。
私も夫の退職後、生活スタイルが変わってしまい、どう接したらいいのか悩んだ時期がありました。
まずは、夫の新しい生活リズムを理解し、どのように自分のリズムと合わせていくかを考えてみましょう。
お互いがどんな時間に活動的になり、どんな時にリラックスしたいのかを話し合うことが大切です。
例えば、朝の時間を一緒に過ごすことで、彼のリズムに寄り添いつつ、自分の時間も確保する方法を探ってみるのも良いかもしれません。
私の知り合いは、朝の散歩を一緒にすることで、二人のコミュニケーションが増え、生活リズムの調整もスムーズになったと話していました。
どちらの問題も一朝一夕には解決しないかもしれませんが、少しずつお互いを理解し合い、寄り添うことで改善することがあると思います。