相談者：女性 | 45歳最近、夫が定年を迎えることを考えると、私の心の中には不安が広がっています。
私たちは長い間、子育てや仕事に忙殺されてきましたが、今や子供たちもそれぞれ巣立ち、夫婦二人の生活が待っているのに、まるで新しい世界に放り出されたような気持ちです。
ある日の夕食時、夫がふとこれからどうする？と呟いた瞬間、私は胸が締め付けられる思いでした。
その日は、夕方６時頃、台所で夕食の支度をしていました。
カレーを作っていたのですが、香りが漂う中で、夫が仕事の疲れを感じている様子が伺えました。
平日はほとんど顔を合わせることもなく、休日もゴルフや友人との付き合いで忙しい彼。
私たちは共に過ごす時間が少なくなり、どこか他人のような感覚すら持ち始めていました。
私も自分のキャリアに追われ、家庭のことをおろそかにしてきたことを反省していた矢先だったのです。
夫のその言葉は、私にとっての警鐘でした。
私たちの関係がこのままではいけないと強く感じました。
そこで私は、夫と話し合うことを決めました。
週末に二人でゆっくりと過ごす時間を設け、お互いの気持ちをじっくりと語り合うことにしたのです。
しかし、心の中では不安が渦巻いていました。
もしこの話し合いで、夫が自分の将来に何も考えないと言ったらどうしようと、悪い想像ばかりが膨らんでしまいました。
実際の話し合いでは、夫は定年後の生活に対する期待と同時に不安を抱えていることが分かりました。
彼は長年の仕事を通じて自己を確立してきたため、仕事がなくなることに恐怖を感じていたようです。
一方で、私も自分のこれからをどうするべきなのか、明確なビジョンを持たずにいました。
自分のキャリアを再構築するべきか、夫を支える新たな役割に挑戦するべきか、選択肢が多すぎて頭が混乱しました。
周囲の友人たちと話す中で、同じような状況にいる人が多いことも知りました。
あなたが今抱えている悩み、心の中に重くのしかかっていること、よく理解できます。
45歳という年齢は、人生の様々な段階を経験しながら、特に夫婦関係についての再評価や見直しをする時期ですよね。
私もそんな時期を過ごしたことがありますので、共感しながらお話しさせていただきますね。
まず、夫婦関係の再構築についてですが、長い時間一緒に過ごしてきた相手との関係が、いつの間にか塩漬けになってしまっていること、ありますよね。
お互いの気持ちや考えをしっかりと伝え合うことが、まずは第一歩です。
私の友人も同じような状況にありましたが、彼女は毎週末、少しだけ時間を作って夫と一緒に散歩をすることを始めました。
その時間を使って、日頃の小さな悩みや、日常生活の中での些細なことを話し合うことで、自然にお互いの距離が縮まったと言っていました。
あなたも、何気ない会話から始めてみるのはいかがでしょうか？ 次に、夫の定年後の生活についての不安や期待についてですが、これは私たちが直面する大きな変化の一つですよね。
突然の日常が変わると、どうしても不安がついて回ります。
でも、定年後は新しいスタートとして捉えることもできるんです。
私の知り合いのご主人は定年後に趣味の陶芸を始めたのですが、それが彼自身のリフレッシュになり、また家庭内でも話題が増えたと聞きました。
まずは夫の興味を引き出して、一緒に楽しめる趣味を見つけることから始めてみると、きっとお二人の関係もより良くなると思います。
不安を感じるのは当然ですが、あなたの思いやりとサポートがあれば、夫も新しい生活に前向きに取り組むことができるでしょう。
お互いの気持ちを大切にしながら、少しずつ足並みを揃えていければ、より素敵な未来が待っているはずです。
どうか焦らず、ゆっくり進んでいってくださいね。
あなたの心に寄り添いながら、一歩一歩進むことが大切です。