最近、家計の話をしたときに夫が『お金より大事なものがある』と言った言葉が、私の心に重くのしかかっています。
私たちは結婚して20年が経ち、子どもも高校生と中学生になり、家庭の経済状況が変わってきたのは明らかです。
以前は子育てや教育費に追われていたのが、最近では少し余裕ができてきたものの、やはりお金の管理には気を使わなければならないと思っています。
この間の週末、私たちはリビングで家計の見直しをしていました。
夫はいつも明るく優しい人ですが、その日は珍しくどこか疲れた表情を浮かべていました。
私が来月の支出や貯蓄の話を始めると、彼の表情が一変し、私が期待していたような協力的な反応は得られませんでした。
彼は最近、仕事が忙しくて心身ともに疲れてるから、ちょっと休みたいんだ。
お金より大事なものがあると言ったのです。
その言葉には、私の心に何か引っかかるものがありました。
実は、ここ最近、昔の恋人と偶然再会したことが影響しているのかもしれません。
彼とは高校時代に付き合っていましたが、当時の思い出や彼との時間が心の中で蘇ることが多くなっていました。
再会した彼は、今も素敵な人で、当時の情熱を思い出させてくれました。
私はその瞬間、心の奥で何かが動き出すのを感じました。
もしかしたら、夫も私が彼と会ったことや、気持ちが揺らいでいることに気づいて、急に不安になったのかもしれません。
このことを友人に話したところ、彼女はあなたが昔の恋人を思い出すのは自然だし、結婚生活がマンネリ化しているからこそそうなるのよと言っていました。
彼女の言葉には共感できましたが、その一方で、夫の気持ちを考えると切なくなります。
彼が『お金より大事なものがある』と言った背景には、私たちの結婚生活に対する思いがあるのではないかと感じます。
私は、夫との関係を見直す必要があるのだと気づきました。
家計の話をするだけでなく、もっとお互いの気持ちや思い出を共有する時間を持つべきだと思っています。